今号のメールマガジンを書こうと思いました当初、今年初めに起きたシャルリー・エブド襲撃事件では、イスラーム教の開祖でありイスラーム世界の最も重要な指導者となっているムハンマドさんについては、最も重要な部類の宗教指導者とは言っても、生存されていらっしゃったのは7世紀というかなり前にいらした指導者ですので、お教えになった内容にも現代には合わなくなってしまっているところもあるのでしょうから、イスラーム世界の人々のこれからの幸福のためにも、もうそこから必要なところは離れるようにとのご指導として、ムハンマドさんご自身が敢えて地球へ働きかけ、わざと揶揄するようにご自身を描かせるようになさり、それがまたシャルリー・エブドの風刺を通すとあのように挑発しているようかのような作品になってしまったというところがあっての事件でもあったのではと思い感じ取るようにしてみましたら、ムハンマドさんによるそういったエネルギーや動きは起きていないようでしたし、スピリチュアルな感触もありませんでした。
イスラーム世界の人々にとってもそれ以外の人々にとっても、このように混乱した事態になっているにもかかわらず、ムハンマドさんが形としての姿を明確に地球へ顕していないらしい現状について、攻撃などを止める様にとこちらも脅しているつもりなのですが、可哀想なことにイスラーム世界の人々は今も敬愛し崇拝しているにもかかわらず、ご本人はそういった人々の幸福を含めて一連の出来事を気にかけてもいないということになっている可能性を考えました。
これはあくまで脅しであって、あれほどまでに優れた指導者でいらした方がかつて率いた人々や民族のことを気にもかけなくなることはそう無いことと思いますので、一夫多妻だったなど問題もあった方ではあるようですがイスラーム神秘主義によると、ムハンマドさんが原初の光であるといった存在であるために、自分が関わることが混乱した状況になっているにもかかわらずその影が無いという状態になっているのではないかと思いました~イスラーム神秘主義(スーフィズム)では、ムハンマドは「ムハンマドの光(ヌール・ムハンマディー)」と呼ばれる、神によって人類が創造される以前から存在した「光」として、神にまず最初に創造された被造物を受け継いで人間として生まれ出でたのだと観念された。このようなムハンマド観はイブン=アラビーの系統を引く神秘主義思想によって、ムハンマドという存在は人間としてこの世に生まれた普通の「人間としてのムハンマド」とそれ以前から存在していた「『真理』あるいは『宇宙の潜在原理』としてのムハンマド」、すなわち「ムハンマドの本質(ハキーカ・ムハンマディーヤ、ムハンマド的真実在)」とに分かれていたのだと見なされるようになった。このようなムハンマド観には仏教における仏身論との類似が指摘できる。またスーフィズムでは神との合一を成し遂げたスーフィーの聖人たちは、師資相承されてきたムハンマドの本質性、精神を継承する者として捉えられる。この点でイスラーム神秘主義におけるムハンマドは禅における釈迦如来の位置付けに似ている。:ウィキペディアより~。実際にムハンマドさんは今もまた原初の光と一つになっていらっしゃるようです。
お亡くなりになられてからは、いつだったのかは知りませんが原初の光に再び戻られて、今ではそれとまた一体となってしまっていらっしゃるので、地球のことや肉体を持っている存在の事柄とは一見かもしれませんが遠い関係になってしまっているということなどが考えられますし、そして後にも書きますがこのことは他の分野や出来事にも関わっていて影響を及ぼしているようです。
イスラーム教の開祖でありイスラーム世界の最も重要な部類の指導者のこういった事情は、例えば同じ土台から発生したキリスト教のキリスト様などとは随分違っています。
キリスト様はもっと容易に姿を顕され、姿形を取ることも厭わず人格を持った存在としてもよく現れていらっしゃると思いますし、今でもそしてまたおそらく永遠になのでしょうか、みんなのことを愛しいつも気にかけていらっしゃることが分かりやすくなるようにしていらっしゃると思いますし、地球にいてもその存在を感じ取りやすいものになっていると思います。イスラーム教では偶像崇拝を禁止にしているそうですが、ムハンマドさんの状況を見るとそれもなるほどのことと思われ、実情に合っている約束事と思います。キリスト教などとは違って最も重要な指導者自身が通常は全く人格ある姿や形を取らなくなっているといった事情から、イスラーム教では偶像は作らなくても良いものになっているのでしょうし、禁止事項にするというよりも自然な結果と言って良いと思います。
イスラーム世界の人々については、”洗練されている”と評価なさる方もいるようですが、私はそうではないと思います。ISILが欧米諸国への攻撃の論理に十字軍を持ち出しているのを知った時にまずこれは洗練されていないところと私は思いました。理屈は分からないでもないのですが前面に出す論理にしては出来事が古過ぎると思います~ただしその洗練されていなさを逆手に取り、敢えてアピールすることによって人を集めたり活動して行こうということであるなら手法として分からなくもないです~。
イスラーム世界は、欧米諸国や日本といったより広く深く世界と関わって来ていて、世界中の多くの人々や物事や出来事に良くも悪くもさらされて来た国々と比較した時には、美しさの表現についてはとても高いレベルにある世界や人々であると思いますが、全体的に田舎っぽく洗練度はより低いと思いますし、生命と死(後のこと)に関する意識や見方は異端と言って良い内容になっています。また優れた政治家でもいらしたムハンマドさんからご覧になると、政治のセンスにも欠けているISILについてはどのように映っていらっしゃるのだろうかと思います。
§ シャルリー・エブド襲撃事件から見えるイスラーム世界の変容の必要性 §
今年初めに、フランスの風刺週刊誌を発行しているシャルリー・エブド本社がイスラム過激派の犯人によって襲撃され、警官や編集長や風刺漫画の担当者やコラム執筆者ら合わせて12人が殺害される事件や、また別のイスラム過激派の犯人が警官を銃撃しその方が亡くなられた事件と、ユダヤ食品店に立てこもり、人質を含む4人が亡くなられるという事件が起きました。
シャルリー・エブド襲撃事件の犯人はアルジェリア移民だったそうですし、ユダヤ食品店人質事件の犯人は、シャルリー・エブド襲撃事件の犯人と1995年のパリ地下鉄爆破テロ事件で終身刑となったテロリストの脱獄未遂事件を通じて知り合い、今年の事件での連携を表明していたそうですが、フランスは理の国で、理(ことわり)の力の働きやエネルギーが強い国なのですが、イスラム世界の方がフランスに住むとフランスから受ける影響が巡り、例えば脅し方一つ取っても洗練されていなさがより強調されてしまっているという印象を非常に受けました。
ユダヤ食品店人質事件では特に、犯人の脅し文句の内容自体がくどくどとうるさいものになっていて、聞いている方は何か面倒くさくもなってくるように思いましたが、洗練度がそれほど高くはないイスラーム世界の人々が欧米諸国のような洗練させて来た国に居住し続けることはきついところがあるのでしょうし、洗練されていない点がかえって際だって見えてしまうということが分かる事件になっていたと思います。イスラーム世界の人々が洗練度が高く理のエネルギーが強い国に居て混じるとこのようになってしまうのかなといった印象を残した事件であり、彼らの洗練されていなさに拍車がかかってしまっているようにも見えましたし、冷酷になるあるいは冷酷に見えるということもそういったためもあるのかもしれないと思います。
この洗練の程度の差は縮めようの無いものですので、その点については諦めることが一つの対処法としてあり得ると思いますし、それ以外には、イスラーム世界の人々であればフランスに孤独の癒し方を教えることが出来るのではないかと思い当たります。
欧米諸国ひいては西洋圏の人々は良くも悪くも自分というものを中心にして物事を認めたり生きたりしていますが、そういった生き方には多少にかかわらず孤独と人によってはそれによる苦悩や苦しみ全般がつきまといます。イスラム世界の人々は関わりを深いものにするところがありますので、孤独から生じる苦しみを減少させたり癒したりするにはどうすれば良いかについてお示しになることが出来ると思いますし、そういったことを教えてあげることが出来れば価値をより認められるということも増えて行くと思われます。
§ ISIL(イスラム国)から見えるイスラーム世界の変容の必要性 §
・生命と死(後のこと)に関する意識や見解の相違がイスラーム世界とそれ以外の地域で大きすぎるため、内部崩壊する可能性も高くなっている~”イスラーム世界では死んだ方が幸福になると信じているとも言えるほどである”~
シャルリー・エブド襲撃事件の犯人のことをISILは英雄と言ったそうですし、警官銃撃事件とユダヤ食品店人質事件の犯人は、地元テレビ局による電話インタビューに自らをIS ILのメンバーと表明したそうでしたが、ISILも同じく今年初めに日本人拘束事件を起こし、またその後もいろいろな問題やトラブルを起こしているようですね。
ISILは、他国からの攻撃等によって壊滅する可能性もあるとは思いますが、内部から崩壊する可能性も決して低くない団体と思います。と言うのも、イスラーム世界の生命と死(後のこと)に関する意識や見解はこれまでの地球では異端な内容で、まずは死の肯定感からして異端であり、そこから生命についてもかなり異端な見解を取りがちになっているのですが、それ以外のもっと多くの人々との、生きることの根幹に関わる非常に重要な生命や死についての意識や見解の相違が根本的なものでありかつあまりにも大きく、両者の距離は少なくとも当分の間埋まりそうにはないということからそのように思います。
イスラーム世界の人々は一般に、心のとても深いところで死は良いものであり、死んだら幸福になれるもしくはむしろ死んだ方が幸福になれるといった意識や見解を取っていて、だからこそあれほど地球の主流の意識からすると簡単に爆死したり殺害したりすることも出来たり、他者や子供や女性にまでそうすることを求めることや強要することが出来ます。イスラーム世界内でも個人差があることとは思いますが、イスラーム世界の人々は心のとても深い所から、それら死ぬことと言って良い分野が相手のためになると思えていたり、人によっては心からそう信じているといったケースもあるのではないかと思います。ISILなどでは、もしかするとこういったイスラーム世界の死への信頼を利用しているということも生じているのかもしれません。
これまでもそうでしたがこれからも地球上での生命や死(後のこと)に関する一般的で主な意識や見解はおそらく、死んだら幸福になれるとか極端にすると死んだ方が幸福になれるというものにはならないでしょうし、これまでのように死ぬことを思うよりまず生きている間に幸福になるといった方の生き方を愛しまた選ぶのでしょうし、そこまででない人ですらイスラーム世界の人々が心の深い所でそう思っているほどには生命を軽く見ず、無くなっても構わないほどのものと意識するようにはならないと思いますが、イスラーム世界内での生命と死(後のこと)に関する意識や見解はそれ以外の地球の多くの人々が本当には理解出来ず受け入れることの出来ないような内容ですので、イスラーム世界での一般的な見解を取れないメンバーが世界から集まって来ている現在では一枚岩でなくなっていると思われますし、生きることの根幹に関わる重要な分野での意見の相違であるだけに団体の内部から崩壊する方向へ誘う要因になるでしょうし、それで、攻撃等によって壊滅しなくてもいずれ内部崩壊が現実のものになると思われます。
イスラーム世界での生命と死(後のこと)に関する意識や見解がこのように異端な内容になったことには、冒頭部分に書きましたように、ムハンマドさんが原初の光に戻っていらっしゃることと生前に行った死後の世界についての教えが深く関係しています。ムハンマドさんは死後、原初の光と一つになるというスピリットとしてはこの上ない光体の(幸福な、優れた)状況にあられますし、その方が教えたことですから影響を及ぼさないはずはないのですが、ムハンマドさんが教えた天国というのが私からすると案外物質的な内容で、天国というのは物質的にもどれだけ豊かで幸福か知れないんですよと仰っているようにも聞こえました。天国には今周囲に足りない物も在るし素晴らしい物が在ると教えることによって生きることを励ましているようにも思えましたが、そう教えたムハンマドさんご自身は原初の光という、またそこから物質になることの出来る状態ではありますが物質ではないものになっていらっしゃると言って良く、物質の対極とも言って良いところにいらっしゃいます。
イスラーム世界の生命と死(後のこと)に関する意識や見解はそれ以外の人々が正気であるとするとしたなら”狂気”とか”狂っている”といった評価も出来るような内容と思いますが、ムハンマドさんの現在の状況と生前の教えからこういった矛盾しているようでもあるメッセージを同時に受け取っている内にイスラーム世界の人々は今のような意識や見解を持つようになって行ったのかもしれませんね~矛盾していることを受け取り続けていると狂って来るということがありますので~。このあたりのことはこれからも解決その他の鍵になるかもしれず、これからも続けるとしたらやはり地球上の主流の人々との相違は埋められませんが、どういった風にかは分かりませんがもし変えて行くことが出来ましたら、主流の人々との間の距離は縮まってもっと多くの人々が理解し受け入れられる内容になる可能性もあると思いますが、そうすると生命を大切にするようになって爆死や殺害は減少するでしょうし、テロ攻撃も減少したり無くなるのかもしれません。
・ISILは政治センスに欠けている
現代では、地球の人口が爆発的に増えていることから生存するのにも環境が大変厳しい状況になって来ています。この現在進行中の環境悪化にはなるべく全員で協力することによって可能な限り防いだり進行を遅らせるなどして、出来るだけ早い内にこれからもこれまでのように生存出来る良好な環境にして行くことが急務となって来ています。しかもその上に、全員が協力したとしても尚困難ある状況になっている中で、ISILに対しては非常に怒っている方もいるようですし、現在のように他国や他地域との関係性が悪化することを良しとしていたり仕方のないこととしていること自体、国という言葉をお名前に入れているにもかかわらずまずは政治センスの欠如が疑われます。政治(家)は国民や市民が出来れば安全に生存できるようにするということが仕事ですし、そう出来ない時でも最低でも生存はして行けるようにするのが仕事です。
またそのことと関連していることですが、グローバル化した現代ではある程度でも国を発展させて行こうとすると、多くの人の承認を得るほど順調となり、そうでないほどに何かと困難な状況に陥るようになっています。このことも前世紀までの状況から急激に変化したことですが、あまりにグローバル化してしまったため、多くの人々から承認を得られるようにすることが政治には特に不可欠になりました。地球環境悪化への対応のために協力出来るようにすることとは少し違っていることなのですが、地球が全体的に繋がり一つになってしまったので出来るだけ多くの人々から承認を得るようにした方が政治も順調に進められるということで、これについての適切な例はもっと他にもあると思いますが日本の安部首相を例にさせていただくとすると、今年の広島市の平和祈念式典で「非核三原則の堅持」について語らなかったことで被爆者などから批判の声が上がっていたということを受け、長崎では言及し表現を変えられたという事が先日ありましたが、いつでも何にでもそうすることは勿論良いことではありませんが、時勢や時流を正確に読み転身や転向も厭わずに行えるということが政治にもより必要となっていて、こういったことも行いながら批判も含め関係を悪化させる出来事を出来るだけ減少させたり避けるようにしながら進めて行けるということが現在のグローバル化した世界状況では政治センスがあると言えると思うのですが、ISILは地球環境の悪化についても読めていないような言動ばかりを取っているようですし、その上にこういったこともあまり出来ないのかもしれません。
このようなISILを見ましても、欧米諸国や日本と比較すると洗練されていないだけでなく政治センスにも欠けていると思いますが、イスラーム世界の最も重要な部類の指導者となっているムハンマドさんは生前優れた政治家でもいらした方ですのでこういった事態をどのように思われるのでしょうね。アラビア半島のみを統一して終わってしまった方だそうですけれども、ISILの政治センスは歓迎せず残念に思いそうに思いますが、、もっと広く世界的に統一する能力をお持ちであればISILには非常に違和感を持つのでしょうし憐れにも思うと思いますが、今も地球で導いていらっしゃったら、当時から周囲の人々以上に政治センスをお持ちだった方だけに少なくとも同じようにはなさらないと思います。いずれにしても原初の光に戻れる位の方ですので何と言ったら良いか迷ったり分からなくなる点もありますが、もっと広く統一する能力のことも、ムハンマドさんは非物質性が高く、本心では統一もアラビア半島のみで別に構わなかったのかもしれませんし、またそうではなく時代が古すぎただけなのかもしれませんし、政治センスも含めてそこまでの能力が無かったのかもしれません。
・イスラーム世界のもう取り戻すことの出来ない遅れについて
“洗練”と聞くと、最初の文字からは”洗う”とか”洗われる”ことを連想しますし想像することが出来ますが、洗練するということには”洗う”という作業が含まれていて、洗練するには綺麗になるまでや必要なだけ洗うということが必要なのでしょうね。
シャルリー・エブド襲撃事件から見える変容の必要性のところにも書きましたように、イスラーム世界は洗練という点で欧米諸国や日本などの国々には遅れを取っており、またそれはもう取り戻すことの出来ないものなのですが、イスラーム世界の人々より多くの人々や物事や出来事に長い時間をかけて良くも悪くもさらされて来た国々は、痛みも伴いながらではありましたが水で洗われるように綺麗になるまで洗われるということが出来、それぞれの国なりに洗練されて行ったのだと思います。籠もっていてさらされていないとどうしても洗われるという作業が出来なくなったり滞ったりするのだと思われます。
ムハンマドさんが表現された天国が案外物質的な内容になっていたと思うということと、それは当時足りない部分を埋めるための励ましだったかもしれないということを先ほども書きましたが、イスラーム世界の人々は、過酷な物質的環境の克服にでも意識を向け直す方向に行けばまだ良かったかもしれないと思います。過酷な物質的環境も克服出来るような事や何かを創造したり発明したりしていれば、多くの人々から必要とされることになって、さらされることも自然に行われたのではないかと思うからです。
ただ、最初から書いていますように指導者であるムハンマドさんご自身が原初の光の方で、ムハンマドさんの最も深い本心では、物質的な不足については見過ごすことが出来たり物質的な欠如を満たさないことも特に構わないということに本当はなっていたという可能性がありますので、そういったことを考えますとイスラーム世界の現在の状況もいたしかたなかったかとも思います。イスラーム世界はスピリチュアルに過ぎていたというとそうと思います。この点から見ると、欧米諸国の中でも特に物質的な国でもある米国とは不調和な関係になることでしょうね。米国は都市ひとつ取ってもとても美しく物質的に快適な物を作ることが出来ますしまたそうして来られていると思いますが、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件でニューヨークという美しい都市を標的にしたのも、指導者が原初の光であるイスラーム世界の人々からすると、ニューヨークのことも物質的過ぎるように思えたり、(他にも直接の要因があったにせよ)ただの物質にもかかわらずとても美しく作り調えていることに無性に腹が立ってしまって、、といったことが内心あったのではないかと思います。
イスラーム世界とその人々は洗練することについては遅れを取り、洗練度がそれほど高まらないまま2000年を迎えた地域であり人々ですので、今のように移民となったり時には過激派の犯罪を通してであっても~このことに関してはあたかも遅れを取り戻そうとしているような活動ぶりとも思えるくらいと思いますが~世界の様々な国々や人々や出来事とより関わるようになって来ている現在の状況は、この際もやはり痛みを伴いそうですが良いことなのではないでしょうか。
ISILなどは、十字軍を持ち出すなどして洗練されていないだけでなく政治センスにも欠けていますし、欧米諸国や日本も含め世界の多くの国々や人々と関わり、切磋琢磨し、渡り合って来た国にはない田舎っぽさを持っているイスラーム世界は、文字や建造物はとても美しいと思いますし他にも様々なところに美しさを持ち合わせていらっしゃる人々や地域であると思いますが、世界へと出て行くことによって多くの人々や国々や出来事に長い時間をかけてさらされて洗練させて行った国々のようにはもうなれなくても、今行われているように世界とより多く関わることによって差を縮められる分野も中にはあるかもしれませんし、同じところに留まっていた頃よりも良くなることもあるでしょうし、今のようにさらされていればこれからでも洗練して行ける事柄や分野もあるのではと思います。
最近では、ISILや過激派の派手な活動により、それ以外の多くの人を殺さないし殺せないイスラーム世界の人々の意識や疑問は「(イスラーム過激派の人々について)なんだろうこの人達は」というものから「そういった過激な人たちも含んでいる自分たちイスラームってなんだろう」というものへ少し変わったように見えます。こういった考えはこれからも高まる可能性があると思いますが、前世紀までよりもさらされるようになったことでこのようにもなって来たのでしょうし、このまま進めばイスラーム世界の過激派ではない一般の方々からも叡智が生まれ、解決へと向かう事柄も出て来るのではないかと思います。
そしてもう間に合わないところはあるとしても、最も重要な部類の指導者が原初の光に戻ってしまわれたくらいにスピリチュアルな思想をもともと持っている世界であり人々なのですから、その優れた宗教的思想やセンスをより美しくなるように磨いて行かれ、それらを活かしながら世界と関わり直すという方向を目指すと良いのではないかと思います。
※ イスラーム世界の人々だけで集団が出来上がっている内は一枚岩ですので内部から崩れる可能性は低いと思いますが、それ以外の地域から多くの人々が集まるほど一枚岩ではなくなって内部崩壊の可能性が高じ、内部崩壊するのがより早くなると思いますので、こうしてISILについて書くことによってかえって宣伝しているようになり、逆効果となってより多くの人々がメンバーとして集まるようになっても結果的には大丈夫といった判断のもとに書いています。
§ ムハンマドさんによる(直接の)指導を期待出来ないイスラーム世界のこれから §
今号を書くに当たり、ムハンマドさんの原初の光について、不完全にではあると思いますが私も見させていただいた後には、宇宙へも行けるようになろうとしているこの時代のことをより実感することになりました。
宇宙へも行けるようになろうとしているこの時に、地球上のちまちましたことを取り扱っているように思えたり、とても卑小なことに関わっているような気持ちになったということなのですが、イスラーム教は、キリスト教と比較するともう一つそしてユダヤ教と比較するともう二つ三つ物質性が少ない宗教のようですものね。
イスラーム世界と他の民族との齟齬や様々なトラブルや問題についてムハンマドさんがどのようにお考えなのかと思うということを何度か書きましたが、原初の光になってしまわれていらっしゃる方ですのでアクションが殆ど無いようで、、こういった点はアクション多いキリスト教などとは随分異なっている印象を受けました。
私個人のこれからの希望としては、冒頭部分にムハンマドさんによる影響があっての成り行きなのかとまず思ったということを書きましたが、お亡くなりになった方でも影響を及ぼすことが出来るということがありますので、生前はイスラーム世界にいらした方で今は亡くなられている方の内の可能な限りの多くの方が、何らかの方法でこのメールマガジンに書いたようなことを知られ、過激派の攻撃や残虐な行為を止めるための影響を与えてはいただけないかと思います。亡くなられていてもある程度、力があれば全面的に止めさせる事が出来ると思いますので、イスラーム世界の指導者だった方に、もう攻撃や残虐なことを止めるようその影響力を及ぼそうという人が出て来てくれると良いと思います。
また現在地球で生きていらっしゃるイスラーム世界の人々については、ムハンマドさんが原初の光に戻られておられ、今はアクションも殆ど無く、もう直接には指導を仰ぐということが出来ないようですから、指導者のこういった状況を思うと、地上の人々で解決して行かなければならないということを改めて教えられているのかもしれないと思われ、またそのようにもしていかなければならないと思います。